桜も散り初夏へ向かって暖かくなり始める季節。植物は芽吹き生命があふれ、新生活が始まった方もおられる事でしょう。そして、この時期は住宅にとっても良い季節。気温が上がり湿度が低い今が、様々なメンテナンスの好機会です。お休みの日にご家族でできるメンテナンスをご紹介します！
①網戸・窓ガラスの掃除・点検
冬の終わりごろからの花粉や黄砂・冬の結露での汚れなど、春になると日差しが差し込む量も増え目立ってきます。
網戸掃除は意外と簡単。
画像のように雑巾やスポンジで両側から挟み、片方からもう一方へ汚れを叩きつけるようなイメージで全面を掃除します。
強くこすってしまうと網戸がたわむため、「両側から挟む」をお忘れなく。
この時、網戸の破れがないかをしっかりとチェックしましょう。虫や蚊が増え始める前の対策が行えます。
エクステリアの点検
気温が上がり始めまだ湿度も低い4月～5月は塗装に最適な季節です。
フェンスや門戸・ガレージドアなどの塗り替えは、この時期に風が弱い日を選んで行いましょう。
並行して、外構回りや庭・植木などをしっかりチェックし、外注対策・特に「羽アリ(シロアリは羽がパラパラと落ちていることが多いです)」に注意して、みつけたらすぐに駆除しましょう。もし屋内で見つけた場合は、5年以内にシロアリ予防工事をしていなければすぐに白アリ駆除業者に相談した方が良いでしょう。
また併せて除草剤をまくのもお勧め。夏に虫の発生を減らすことができます。
換気システムのフィルター掃除
近年建築された住宅は24時間換気システムが設置されているはずですので、外気の取り込み口があります。そのフィルターは砂埃を含んだ空気で汚れていますので掃除機できれいにしてください。そのままにしておくと家の中に取り込む空気も汚れてしまいます。
また気温が上がって油汚れが浮きやすくなっていますので、キッチンのレンジフード掃除にも向いています。
夏の湿気対策、冬のこもった臭い取り
春がすぎれば湿気が増え始めカビ・ダニが発生しやすくなります。ホコリも原因になりますので前述のフィルター類、浴室、キッチン、クローゼット・押入れ、靴箱などをきれいに掃除しましょう。
カビ取り成分のある洗剤を使用し、掃除後には除湿器・除湿剤を置くと良いでしょう。
冬の間にこもった臭いも、ファブリック製品の洗濯で一掃しておきます。
カーテンやクッション、ベッドカバーは洗濯。カビ・ダニは前述の通りホコリも原因になりますので、ラグマットは外に出してホコリを落とすだけでも違いますよ。
ペットを飼っている方は、ペット用品を天日干ししてニオイを取りましょう。
窓枠やサッシのゴムパッキンのチェック
春は、冬より暖かく湿度が上がりだす時期の為、冬の間抑えられていたカビが大発生する可能性があります。
汚れや湿気のたまりやすい窓枠・サッシのゴムパッキン、排水口なども大掃除でカビを抑制しましょう。
とはいえ、北側の窓や湿気の多い場所は防ぎきれないこともありますよね。そんな時は、結露しにくい樹脂窓や二重サッシにリフォームするのもお勧めです。
さて、ここまで春に行いたい住宅のメンテナンス・掃除について書いてきました。家族で協力すれば簡単に終わるものばかりですね！
GWの始め、ポカポカ陽気の下でお子さんも巻き込んだ「汚れ取りゲーム」なんていかがですか？ホームセンターでの道具の買い物も、ご家族揃えばきっと楽しいですよ♪
