こんにちは、広報担当の大坪です。
住宅購入は「一生に一度の買い物」と言われるほど、大変大きな買い物です。新築の引き渡しが終わって新生活が始まり、最高のマイホームライフ…とは行かず「買わなきゃよかった」と後悔してしまう方がいるのも事実。
せっかく当社で住宅を取得して頂くお客様には後悔はしてほしくない!その一心で、今回は「家なんか買わなきゃよかった!」理由ランキングをお届けします。
当社ではデザインや間取りなど住環境の面は当然の事、ご予算・先々のライフプランなどもしっかりご相談の上、ご不満・後悔のタネをつぶしながら可能な限り「満足100%」に近づく様、プラン進行致します。
今回のランキングを念頭に置きながら、後悔しない住宅取得を進めましょう。
「家なんか買わなきゃよかった!」理由
第5位 「中古物件を買ったら失敗だった」
中古物件は新築に比べると購入予算を抑えられるため、見た目が悪くなければ購入に結び付きやすい面があります。しかし、壁の中や給排水・ガスなどの配管、躯体のシロアリ被害など、表立って見えない問題が潜んでいる場合が多いのも事実。
“外装リフォームを怠り、外壁のヒビから雨漏りした”
内装はキレイでも外壁の手入れを怠っていた場合の例です。外装が放置されている家はあまりお勧めできません。自然現象は外からやってきますから、シロアリなどに躯体を食い荒らされている可能性もあります。
“湿気が溜まる家を買ってしまった”
湿気は壁内部のカビ、シロアリを呼び寄せる、雨漏りなど、躯体を劣化させる原因となります。対策費も余計にかかってしまうため、中古物件購入前には、数日に渡り時間帯を変えて換気や日当たりなどをチェックした方が良いでしょう。
“配管の劣化”
これは素人目には判断が難しい部分です。中古物件の配管確認はプロに依頼してチェックしてもらうことをお勧めします。
また、構造上配管交換やメンテナンスがしづらい家は避けるのが無難です。前所有者が配管メンテナンスや交換をいつ行ったかの確認も必須です。
中古物件の購入の際は、間取りなど表面的な好みの部分以外はプロの見解を求めるのが安心です。仲介業者のお勧めを鵜呑みにせず、必ずプロの判断を介して決定するようにしましょう。
第4位 「周辺環境や立地の不満」
チェックしたつもりでも何かしら見逃しがちな周辺環境。意外な所に落とし穴が潜んでいる事もしばしば。
“気になる周辺施設”
住みだしたら気になったと言うパターンの多い周辺施設。割と多い後悔ポイントです。特別高圧電線や鉄線、墓地、ガソリンスタンド、宗教施設など、これらは売却時に値下げ要因になることがあるため、周辺施設は購入を決める前にきちんと調査しましょう。
“騒音、虫、近隣住民との問題”
小中学校のすぐ近くなどは、砂埃や、スポーツの朝練やチャイム・イベントなどで想像以上の騒音に悩む場合が多い様です。また目の前の道路は交通量が少ないと思っても、渋滞時の抜け道になっていたり大規模工事が近所であったり、想定外の騒音が発生する場合もあります。
川や山・管理されていない空地などで雑草が茂っていると虫が発生しやすい場所になります。私はかなりの田舎育ちなのですが、本当に虫の被害によく合いました。それでも子供は探検遊びで飛び込んでいきますので、緑が多いのは大切ですし心が穏やかになることは間違いないですが、「管理された緑」がお勧めですよ。
他にもご近所トラブルや交通の便の悪さもよく上がる後悔ポイントです。
調べればわかる内容の周辺情報は、調べつくすことが重要ですね。
第3位 「間取り絡みの不満」
間取りの失敗は住み始めてから気づき、取り返しがつかないことがほとんどです。設計士に任せきりにせず、ご自分の生活をイメージして反映させることが大変重要なポイントとなります。
“コンセントが足りない”
電気配線は後から追加が難しい物の代表格です。近年の様々な電子機器の発達で、コンセントが足りないことはよくある失敗に上がります。キッチン・リビング・各居室は特に、お持ちの家電や新しく導入予定の家電などを全て列挙し、必要なコンセント数と位置を綿密に計画した方が良いでしょう。意外と盲点なのは、掃除機を使う際のコードの長さとコンセントの位置関係です。
“吹抜けやリビング階段で寒い”
開放感のある間取りで人気のある間取りですが、どうしても温かい空気が上へ逃げてしまい寒さを感じやすくなります。また階段は当然人が移動しますから、くつろぎたい時に気が散って休まらないことも。おしゃれな内装は当然憧れるものですが、住まなければわからなかった失敗とならないよう、生活スタイルとよくよく照らし合わせて決めることをお勧めします。
第2位 「税金・維持費がきつい」
住宅ローンに次いで後悔の理由に上がるのが、住宅ローン以外の費用です。住宅ローンが通って安心、で終わってしまうと大変危険です。
住宅取得の際にかかる「不動産取得税」、毎年土地評価額に対してかかる「固定資産税」、地域によっては「都市計画税」、その他将来の修繕や建て替えの積み立て費など。車をお持ちならその維持や、お子様の成長に合わせて支出の増加もあります。
住宅を取得したことで発生する支出が元々の固定費にプラスして伸し掛かるだけでなく、昇給を想定していたが当てが外れた、減給、病気、離婚などの、リスクに対する計画の甘さが家計を圧迫する事になってしまった、と言う例が多く聞かれます。
第1位 「住宅ローンの支払いがきつい」
後悔理由の王道、住宅ローンが1位です。住宅ローンを組む際ギリギリのプランを立ててしまったり、昇給を見込んで背伸びをしてしまう、2位のような他の費用を考えていなかった、などが挙げられます。
2位で挙げたリスクに対する計画、住宅ローンの場合もこの甘さが当てはまります。「高い買い物だった」と言う結果は、後悔ポイントの多さがそうさせてしまうのだと言えるでしょう。余裕を持った資金計画がきっちりできて後悔なく幸せに生活が送れれば、高かったと感じることもないはずですよね。
住宅取得が「買ってよかった!」になるために
明治時代以降に住宅についての規制がなくなり、現代では住居を好きに選択することができます。様々な住宅取得の支援事業も行われています。昔はなかった選択肢を選んだがために後悔することになってしまう、、、そんなの悲しいですよね。
家は計画の段階で深く思案することが大変重要です。特に後で取り返しのつかない「設備」「間取り」「お金」この3つは、考えすぎると言う事はないと思って、しつこいほど思案・調べる事をしてください。そしてそれを設計士や担当営業と共有、プランに正しく反映されているかの確認、これらを冷静にこなしてこそ、後悔のない家が建てられるのです。
どんなに経験の多いプロでも、人様の習慣や癖に寄り添った設計は居住するご本人からの共有がないと到底できません。寄り添う準備はできていますので遠慮は一切無用、とことんご希望や不明・不安点をぶつけてください。
「持ち家幸せライフは、綿密な計画のたまもの」これを覚えておいてくださいね。