建物構造とは何か?
こんにちは!広報担当の長(ちょう)です。
注文住宅が建てたいな。と思った時にまず考えないといけないのが建物の構造です。
なぜなら構造によって可能な間取り、厳しい間取りなど得意不得意があるからです。
また工務店によって得意とする構造があります。
つまり構造を選ぶことは家づくりの指針を定める事といっても過言ではないでしょう!
そこで今回はその建物構造にはどんな種類があるのか代表的なもを3つの紹介をしていきます!
-木造-
日本古来の伝統的な住宅構造であり、まず皆さんが思いつくのが「木造住宅」ではないでしょうか?
そして、この木造住宅は大きく分けると「木造軸組工法」と「2×4(ツーバイフォー)工法」の2つに分類されます。
木造軸組工法とは柱(縦の軸)と梁(横の軸)を組み合わせる工法からその名称で呼ばれています。また日本で長年受け継がれてきた工法であることから「在来工法」などとも呼ばれています。 ※在来・・・これまであったこと、今まで通り
そんな木造軸組工法のメリットとデメリット以下の通りです
-メリット-
・コストがかからない
・間取りの自由度が高い
・リフォームやリノベーションに対応しやすい
-デメリット-
・シロアリ被害を受けやすい
・「鉄骨造」や「鉄筋コンクリート造」に比べて強度や耐久性が低い
・対応できる工務店や職人が多いからこそ品質に差が生まれやすい
次に2×4(ツーバイフォー)工法とはアメリカ発祥とされており、北米での木造住宅の主流であります。これは名前の通り2インチ×4インチの木材に合板を組み合わせて1枚のパネルを作ります。更にそのパネルを箱のように組み上げていくことにより家を作り上げていきます。
※1インチ=2.54cm
そんなツーバイフォー工法のメリットとデメリット以下の通りです
-メリット-
・規格が統一されている為、工期が短く品質が安定している。
・柱ではなく面で支えているので耐震性は高い
・面で構成されて構造のため気密性、耐熱性も高い
-デメリット-
・規格が統一されている為間取りの自由度が低い
・開口部が狭くなる
・リフォームやリノベーションなどが難しく対応できない工務店も少なくない
-鉄骨造-
鉄骨造は木造の骨組みを鉄骨に変えたイメージです。
そんな鉄骨造も大きく分けると鋼材が6mm以下の「軽量鉄骨造」と6mm以上の「重量鉄骨造」の2つに分類されます。
それぞれの特徴は以下の通りです。
軽量鉄骨造
重量鉄骨と比較してコストはが安く工期が短くすみます
しかし以外にも火災には弱く、耐火被覆材というもので覆う必要があります。
住宅や小規模店舗向けと言えるでしょう。
重量鉄骨造
鋼材自体が頑丈なので木造や軽量鉄骨と比べて柱の数を減らすことが可能です。
そのため部屋を広くしたり間取りの自由度が高くなります。
しかし、材料自体が重いため重さに耐えられる基礎工事が必要になります。
こちらは大規模建築物向けといえます
また、鉄骨造自体のメリットとデメリットについて以下の通りです。
-メリット-
・天然素材ではない為、品質が安定している
・木造と比較して間取りの自由度が高い
・シロアリ被害が少ない
-デメリット-
・断熱性が高くない
・コストが高い
・防音性が高くない
-鉄筋コンクリート造-
鉄筋コンクリート造は鉄筋で組んだ枠組みにコンクリートを流し込むことにより柱や梁などと作る工法です。
特徴として、鉄筋とコンクリートの特徴を生かして高い強度を出している点です
。
・鉄筋は引っ張る力には強いが熱には弱く錆びやすい
・コンクリートは熱には強いが引っ張る力には弱い
それぞれの特徴を生かすために鉄筋をコンクリートで覆うことにより熱に強く引っ張る力にも耐えうる強度を出しております。
鉄筋コンクリート造のメリットとデメリットについて以下の通りです。
-メリット-
・地震に強く耐火性も高い
・気密性、遮音性が高い
・デザイン、間取りの自由度が高い
-デメリット-
・工期が長くなる
・地盤によっては地盤改良工事が必要になる
・外気の影響を受けやすいため、夏は暑く、冬は寒くなりやすい
-まとめ-
今回は建物の代表的な構造を3種類ご紹介いたしました。
それぞれの特徴を知ることでご自身が理想とするお家はどの建て方が良いのか?を考えるきっかけとなれば幸いです。